いざ、自衛官の採用試験を受けるぞとなったときに、試験勉強をどう進めればいいんだろうかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際、筆者も過去問は貰ったけどどこからどう始めたものかと迷いました。
そこで今回は、自衛官採用試験の対策方法(筆記試験(多肢択一試験))を解説していきます。
この記事を読めば学習をどのように進めればよいか分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!
この記事で分かること
自衛官採用試験で課される一般教養試験の対策はどうすれば良いのか
自衛官採用試験の筆記試験とは
自衛官の採用試験では一次試験として筆記試験(四肢択一の一般教養試験)が課されます。
※採用区分によっては一次試験や二次試験といった分け方が無い区分もあります。
民間企業のSPI試験等と同様に、いわゆる足切りのようなもので、筆記試験に合格しなければ二次試験以降には進むことが出来ません。
最初の関門ということで、この後に控えている口述試験(面接)と比べると運や不確定要素が少なく、きちんと対策をすることで突破の可能性を大きく上げることが可能です。
筆記試験(多肢択一)の対策方法
採用区分によって難易度・出題科目、範囲は異なりますが、対策方法としてはどの区分でも通用するなと感じた筆者の独学での学習法をご紹介します。
実際の過去問を解いて自分のレベルを知ろう
まずは目標とするレベル(合格レベル)まで自分がどの程度の位置に居るかを把握してみましょう。
筆記試験の配点や合格基準点数などは公表されていないはずなので、あくまでも想定にはなりますが、最終的な目標としては最低でも多くの資格試験でボーダーラインとなっている6割以上の正答を出しておきたいところです。
仮に受ける年の問題が簡単で他の受験者も得点しそうという場合も考えると7割~8割くらい正答できる余裕は欲しいですね。
迷彩本と過去問の内容を調べてノートなどにまとめよう
さて、ここからが本題です。
予想問題や過去問は出題傾向や範囲を知ることができる大きなツールです。これを隅から隅まで活用させてもらいましょう。
1問ごと、と言うよりかは1選択肢ごとにキーワードをピックアップして、それをノートなどにまとめます。こうしていくことで、自衛官採用試験に特化したMy参考書が出来上がっていきます。以下の画像のような感じです。
科目ごとに後からどんどん追加できるようにルーズリーフにまとめてファイリングすると便利です。
一気にまとめ作業を行うのもいいですが、毎日1問ずつまとめていくなどすると1日当たりの負担が軽く、毎日続けやすいのでおすすめです。
実際、大学1年生の時に制度説明にいらしていた広報官の方は「毎日1問ずつ勉強していけば大丈夫です」というようなことをおっしゃっていましたので、それを私は実践してみました。
過去問については広報官の方から頂けますし、最近では自衛官採用ホームページで過去問が公開されていますのでそこからダウンロードしましょう。
可能な限り毎日音読してみよう
ノートなどに問題をまとめつつ、知識のインプットも進めていきましょう。
具体的に筆者が行っていた方法としては、部屋の中を歩き回りながら音読をするというもの。
まとめたノートを手に持ち、ぐるぐると歩きながら音読をしていました。どうもずっと机に向かって座ったまま勉強をするというのが得意ではなかったようで、かなり効果的に頭に知識をため込むことが出来ました。
正直、知識のインプット方法は人それぞれ適するものが違うと思うので、自分なりの方法を見つけてみてください。
参考までに、音読をする範囲はその日まとめた箇所だけではなく、最初からその日まとめた箇所まででした。つまり、毎日雪だるま式に読む範囲が増えていくような感じです。
最終的にはまとめ作業が終わり、音読だけにシフトしていきます。
仕上げとして問題を解いてみよう
もう一度過去問を解いて、正答率を確認してみましょう。
問題を解いてみるタイミングは人それぞれだと思いますが、音読がマンネリ化してきたタイミングというのもひとついいきっかけかもしれません。
6割以上取れるようになっていれば一次試験突破が見えてきます。より確実に突破を目指したい場合はもう少しインプットを続けてみましょう。
まとめ
今回は自衛官採用試験の対策方法(筆記試験(多肢択一試験))について解説してきました。
どこから手を付けたらよいか分からないという方は一つの方法として参考にしていただけたら幸いです。
- まずは過去問を解いてみよう
- 過去問や問題集のキーワードをまとめて自分だけの参考書を作ろう
- 作った参考書を使って必要な知識をインプットしよう
- もう一度問題を解いて正答率を確認しよう
今回の筆記試験(多肢択一試験)の対策方法の他に、
小論文や作文、口述試験(面接)について知りたい方はこちらの記事もご覧ください↓
それではまたよろしくお願いします。
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