合格に近付く!技術海曹採用試験の対策方法

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

海上自衛隊輸送艦くにさき 自衛官採用試験
横須賀地方総監部
記事内に広告が含まれています。

取得するのが大変な資格を持っていて職業としての自衛隊に興味のある方は、技術曹という採用区分が受験候補に入ってくるかと思います。

しかし、後述しますが他の採用区分に比べて受験者が少なく、過去問の公開も無ければ対策方法の情報も調べてもあまり出てきません。

そこで、海上自衛隊の技術海曹採用試験を受験し合格した私が出題の傾向や学習方法について詳しくお伝えしていきます。

この記事を読めば、技術海曹採用試験に向けての対策方法が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

ここでの経験談は筆者の受験当時のものです。

年度によって傾向が異なっている可能性もありますので参考程度にどうぞ。

技術海曹とは

陸上⾃衛隊、海上⾃衛隊及び航空⾃衛隊で必要とする国家資格免許で、取得が難しい免許や、保有者が少ない免許について、即戦力となる人材を採用する制度です。

https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/about/recruit/gijutsukaiso-kuso.html

このうち、海上自衛隊での採用区分が技術海曹です。

試験に合格し、採用された後、教育隊で自衛官としての基礎教育を受けた後に各専門分野の職域に配置されます。

採用試験の対策方法

技術海曹の採用試験は以下の科目から成り立っています。

  • 筆記試験(一般教養、小論文(作文))
  • 口述(面接)試験
  • 身体検査

それでは実際にどのような対策が必要になるのか見ていきましょう。

筆記試験の対策方法

筆記試験は四肢択一の問題が出題される一般教養試験と指定されたお題に対して文章で回答する小論文試験があります。それぞれ試験時間は分かれていますが同日に実施されます。

一般教養

一般教養試験は他の採用区分と異なり、過去問が公開されていません。私は広報官にも相談しましたが、受験者数が少ないこともあって地方協力本部にも置かれておらず、情報も少ないようです。

とうりょう
とうりょう

当時のTwitterで海上幕僚幹部の自衛官募集アカウントに質問をさせていただいたところ、試験のレベルとしては国家一般職(高卒程度)と回答をいただきました。

実際に受験をした所感としては、出題の難易度は確かに一番高くて国家一般職(高卒程度)のものがありましたが、ほとんどは一般曹候補生と自衛官候補生の問題と同じような難易度に感じました。一般幹部候補生レベルの対策もして行きましたが明らかに過剰です。

そのため、対策としては資料解釈などの分野については国家一般職(高卒程度)の問題集、その他の分野の対策としては一般曹候補生や自衛官候補生の範囲を学習すると良いかと思います。

筆者は以下のシリーズの書籍を使用して対策を行いました。

また、他の採用区分の筆記試験ではマークシートが利用されていますが、技術海曹の一般教養試験では手書きで選択肢を解答用紙に記入する形式でした。試験時間は120分あり、しっかりと対策をしていれば難しい問題はほぼ無いので十分に足りると思います。どの採用区分でも言えることですが、自衛官採用試験の筆記試験は時間が余ると思って良いでしょう。

より詳しい対策方法は以下の記事をご覧ください。

小論文(作文)

自衛官採用試験における小論文試験は一般幹部候補生採用試験などでも行われていますが、出題されるお題は各採用区分によって大きく異なります。

一般幹部候補生などは受験者の母数も大きく、受験者のアンケートで集まった過去問が地方協力本部に蓄積されています。しかし、例によって技術海曹は過去問の情報が無いようでした。

こちらも実際に受験した所感としては、小論文と言うよりも一般曹候補生で出される作文と言った方がしっくりくるものとなっていました。文章を書く書式も作文形式で記述する方が書きやすいと思います。

原稿用紙は一般幹部候補生の小論文用紙、一般曹候補生の作文用紙と同じような形式ですが、マスの数は一般幹部候補生より少なく、一般曹候補生より多い810字程度でした。

内容としては、自らが持っている資格を活かしてどのように自衛隊に貢献できるかという考えをしっかり自分の中で持っていればすらすらと書くことが出来るかと思います。

対策としては一般曹候補生の作文の過去問を広報官から頂き、自分なりに書いてみて広報官に添削してもらいましょう。

試験時間は60分です。

とうりょう
とうりょう

添削なんか頼んでいいのかな…と思うかもしれませんが、

広報官は皆さんを自衛隊に導くのが仕事です。

喜んで対応してくれると思いますので遠慮せずに頼んでみましょう!

より詳しい対策方法は以下の記事をご覧ください。

口述(面接)試験の対策方法

面接のことを自衛官採用試験では口述試験と言います。これは他の採用区分と対策は変わりません。

予想される質問は一般曹候補生などで集まっている過去問を広報官から教えてもらいましょう。

どんな質問があったかを教えてもらったら回答を予め書き出してみましょう。

だいたい回答が出来上がったら広報官に面接練習をお願いしましょう。入室から退室までの実際の流れも交えて練習できるので、自分の不足点などが明らかになり、本番での失敗を減らせます!

とうりょう
とうりょう

ここで100%しっかりした回答が用意できていなくても大丈夫!

広報官との練習でアドバイスをもらい、修正していきましょう。

より詳しい対策方法は以下の記事をご覧ください。

身体検査の対策方法

身体検査は他の採用区分と変わりありません。自衛官採用の身体基準を満たしているかを検査します。

これについてはケガ・病気をしないということが一番の対策になります。

とうりょう
とうりょう

虫歯などがあったら予め治しておきましょう。

まとめ

今回は技術海曹採用試験の対策について体験談を交えて書いてみました。

まとめると以下の通りです。

  • 筆記(一般教養):国家一般職(高卒程度)と一般曹候補生、自衛官候補生の範囲を学習
  • 筆記(小論文):自分の資格を自衛隊でどう活かすかを考えて実際に書いて添削してもらう
  • 口述試験:よくある質問を広報官に教えてもらい、面接練習
  • 身体検査:ケガや病気をしない

試験なのでこれをやれば合格間違いないとは言えませんが、少なくとも全く情報が無い状況から手探りで対策を進めるよりかは合格にグッと近づくと思います。

この記事が皆さんが技術海曹として採用されるための一助になればと思います。

その他、自衛官採用試験について知りたい方はこちらの記事もご覧ください↓

それではまた次の記事もよろしくおねがいします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました