福岡・長浜ラーメン発祥のお店「元祖長浜屋」~独特な注文方法も紹介~

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元祖長浜屋 ラーメン 雑記
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先日、福岡県に行った際に長浜ラーメン発祥のお店である元祖長浜屋を訪れることが出来たので紹介したいと思います。

元祖長浜屋と言えば注文の際に「ベタナマネギモリ」や「ナシカタ」といったようにラーメン二郎のような呪文があることで知られています。

ローカルルールのある飲食店を初めて利用するとなるとちょっと不安になりますよね。

そこで今回は元祖長浜屋の紹介をしつつ、独特の注文方法について解説してみようと思います。

この記事を読めば元祖長浜屋を訪れた際も安心して食事が楽しめると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

元祖長浜屋とは

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「元祖長浜屋」は福岡市中央区長浜に位置する老舗ラーメン店です。

創業は1950年代と古く、元々は長浜の漁港で働く人々のために、安くて美味しいラーメンを提供する目的が主のお店でした。

元祖長浜屋から働く人々を支える「ソウルフード」としてのラーメンが福岡に根付いたことでも知られています。

地元住民からは通称「ガンナガ」と親しみをもって呼ばれているそうです。

福岡のラーメンと言えば豚骨ラーメンが主流ですが、元祖長浜屋のラーメンは、特に「長浜ラーメン」と呼ばれ、あっさりしつつも旨みが詰まったスープと、細い麺が特徴です。

シンプルさが際立つ豚骨スープと極細麺

元祖長浜屋のラーメンは、見た目こそシンプルですが、その味は何度も食べたくなる奥深さに満ちています。

豚骨のエキスがじっくりと抽出されたスープは、口に残るようなしつこさは一切なし。

ベースの風味が引き立つよう、複雑な調味料は加えず、素材の旨みを最大限に引き出しています。

そして、長浜ラーメンの代名詞とも言われる細麺は、茹で時間が非常に短いため、注文からわずか数分とかからず提供されます。

このスピーディーさは、漁港で働く人々が「すぐに食べられる」ラーメンを求めたことから生まれた伝統です。

麺の硬さも硬めから柔らかめまで、好みに合わせて注文が出来るため、自分の一番好きな食感を見つける楽しさがあります。

元祖長浜屋では、この麺の硬さの注文方法で独特な注文方法があるので次の節で紹介します。

元祖長浜屋独特の文化:独特の注文方法と替玉の楽しみ

元祖長浜屋でラーメンを注文する際には、少しユニークな方法があります。

博多豚骨ラーメンや長浜ラーメンならではの流れですが、初めての方でも分かりやすいよう、以下に手順をご紹介します。

「食券」を購入する

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元祖長浜屋では食券制を採用しており、まず初め券売機で食券を購入します。

待ち列が発生している場合にも先に食券を買ってから列に並びます

券売機のメニューはラーメン、替玉、替肉とお酒といういたってシンプルな構成です。

替玉は麺のお替り。替肉はお肉のお替りです。

替玉や替肉はこの時点で購入しなくても店内で現金注文も出来るようです。

「麺の硬さ」と「油の量」と「ねぎの量」を指定する

食券を店員さんに渡す際に、「麺の硬さ」と「油の量」、そして「ねぎの量」を伝えます。

全国的に知られている博多豚骨ラーメンの麺の硬さの注文方法といえば「バリカタ」などがありますが、ここ元祖長浜屋には独自の注文方法(呪文?)があります。

硬さは硬い順から「ナマ」「カタ」「ふつう」「ヤワ」「ズン」

油の量は「ベタ」(ふつう)「ナシ」

ねぎの量は「ネギナシ」(ふつう)「ネギオオメ」「ネギモリ」

※ねぎの量と油の量が普通の時は特に何か言う必要はありません。

これらを組み合わせて、例えば麺を一番硬く、油多めでねぎを多めで頼みたい時は「ベタナマネギオオメ」というような注文方法となります。

調べた感じだと「ちょいカタ」や「ちょいベタ」というのもあるようです。

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上の写真は今回注文した全て普通のラーメン。

替玉の頼み方

ラーメンを食べ進めてスープが残っていれば、「替玉」を頼むことができます。

替玉を注文する際も独自の注文方法があります。

こちらも硬い順に列挙してみると「ナマタマ」「カタイタマ」「タマひとつ」「ヤワイタマ」

「タマ」というのが替玉を示します。

また、卓上にある紅ショウガやごま、こしょうなどの薬味を追加し、味変化を楽しみながら楽しむのもいいと思います。

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私もネットで調べてから訪れたんですが「卓上にはお茶の入った大きなやかんとラーメンダシの入った小さなやかんがある」という記述があったはずでした。

ただ上の写真を見てもらって分かるように大きなやかんは無く、入り口横のサーバーから水かお茶を注ぐスタイルでした。

店舗の雰囲気:地元の常連客と観光客が集まる活気ある空間

元祖長浜屋の店内は赤いテーブルが4つあるだけのシンプルな造りになっています。

席が限られているため、基本相席になります。

店内にはいつも活気があり、地元の常連客はもちろん、観光で訪れる方も多く、「福岡に来たらまずここ」と考えるリピーターも少なくないようです。

忙しなく回転する店内の様子は昔ながらのラーメン屋らしい雰囲気が味わえます。

初めて訪れた方でもすぐに慣れるので、安心して「元祖長浜屋の味と文化」に飛び込んでみてください。

アクセス情報と営業時間

元祖長浜屋は、福岡市中央区の長浜エリアに位置し、地下鉄赤坂駅からもアクセスが良い立地にあります。

駅からは少し歩きますが、その間も長浜の街並みを楽しみながら向かうのも面白いです。

福岡市の中心部から比較的簡単にアクセスできるため、観光やビジネスで訪れた際のちょっとした食事にもぴったりです。

営業時間:5:00〜25:45頃まで(お店の貼り紙によると毎週火曜は23~24時頃の閉店となるようです。)。定休日は12/31〜1/5。

早朝から深夜まで営業しているため、朝ごはんや夜食にも利用可能です(具体的な営業時間は事前に確認されると良いでしょう。お店の貼り紙にも営業時間が変わることがあると書いてありました。)。

住所:福岡県福岡市中央区長浜2丁目5-25 トラストパーク長浜3-1F

最寄り駅:地下鉄赤坂駅から徒歩約20〜30分(個人的な体感としてはここまでかからない感じがしました。)

まとめ:福岡を感じる一杯を味わうなら元祖長浜屋へ!

元祖長浜屋のラーメンは、シンプルで奥深い味わいと、気軽に楽しめる文化が詰まった一杯です。

創業から数十年、多くの人々に愛され続けてきた背景には、こだわり抜いた味と地域に根付いた温かみがあります。

替玉を注文しながら、福岡ならではの味わいと文化に触れてみると、その魅力が一層深まるでしょう。

福岡の「食」を語る上で欠かせない元祖長浜屋で、シンプルながら奥深い豚骨ラーメンをぜひ堪能してみてください。

観光客の方はもちろん、地元の人々にも愛される一杯が、きっと福岡での思い出の一つになるはずです。

次に訪れた時は替玉もしてみたいし、ベタナマなどの注文もしてみたいです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

それではまた次回の記事もよろしくお願いします。

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