文章を書くことに苦手意識を持っている方って結構多いと思うんです。
筆者も小学生の頃の読書感想文とか原稿用紙をどう埋めるか考えるのが大変でした。
しかし、自衛官の採用試験では小論文や作文が課題として出され、避けては通れません。
そこで今回の記事では、自衛官採用試験における作文の対策方法を詳しく解説していきます。
この記事を読めば作文をどんなかたちで書けば良いのかが分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
自衛官採用試験で課される作文の対策はどうすれば良いのか
自衛官採用試験の作文とは
一般曹候補生や自衛官候補生試験で課される課題です。一次試験で教養試験に続けて行われます。
お題は1つのみなので、選択の余地はありません。出されたものに対して答えることとなります。
用紙は横書きのタイプで、鉛筆またはシャープペンシルを使用して記述します。
字数は700字程度です。これは幹部候補生や技術海曹で課される小論文より100文字以上短いです。
Twitterの1ツイート分程度少ないので、併願で小論文対策をしている人は体感としてかなり短くまとめなければいけなくなると思います。
作文の対策方法
テーマ(お題)について
一般幹部候補生などの小論文と異なり、作文は毎年似たようなテーマが出題されます。
筆者は参考書に記載されているテーマを全て書いてみました。
実際に受験した際も似たようなテーマが出題されたので上手く対応することが出来ました。
また、地方協力本部(地本)の担当広報官に過去問があるか相談してみるのも良いと思います。
作文がある採用区分は年間で複数回試験が実施され、受験人数も多いですから、
受験者のアンケートから豊富な過去問を持っている可能性があります。
どう対策していくか
実際の試験で全く同じお題が出ることは無いと思いますが、いくつかのテーマで練習しておき、
「ここは使える」という部分を組み合わせて書くと書きやすいと思います。
そのためには単に書いて練習するだけではなく、書いたものを覚えておく必要があります。
筆者は机に向かって覚えるという行為がどうも苦手だったようなので、
教養試験の対策と同様に、書いた作文を部屋の中を歩きながら毎日音読するというやや力任せのようにも思える方法をとっていました。
物を覚える方法は人によって得手不得手があると思いますので、
ここは皆さんの得意な方法を見つけて行ってみてください。
作文の書き方
幹部候補生の小論文と同様に、三部構成で書いていくと書きやすいと思います。
簡単に言えば3つの段落を作って書いてみようということですが、形としては以下の通り。
1,テーマに対する自分の意見や考え
2,1に信ぴょう性を持たせる具体的なエピソード
3,まとめ、展望
もう少し具体的に見るために、例として「一般曹候補生を受験した動機について述べなさい」というテーマを設定してみます。
1,一般曹候補生を受験しようと思った理由(6~8行程度)
2,自衛隊の任務について・幹部と曹士の役割の違い・幹部ではなくて曹士の自衛官として活躍したい理由(そう思ったエピソードなどあると良い)(15行程度)
3,一般曹候補生として自衛隊に入って、どのように活躍していきたいか(5行程度)
こうした流れで書いていくことによって、文章にまとまりや一貫性ができ、読み手が読みやすくなる作文となります。
広報官に添削してもらおう
無事に作文が書けたら広報官に添削をしてもらいましょう。
自分では良く書けたと思っても見逃している点があるかもしれません。
一貫性を持って書けたと思っても他の人が読んでみるとそうでもないという評価が返ってくるかもしれません。
独学でもうまくやる人はいますが、結局評価をするのは自分ではなく試験官ですから、
他人に見てもらうというのは結構大事だったりします。
まとめ
今回は自衛官採用試験の作文の対策方法について解説してきました。
どう書いたら良いかさっぱり分からない、作文が昔から苦手という方は一つの方法として参考にしていただけたら幸いです。
- 参考書を買って予想問題を得たり広報官から過去問を貰おう
- 型にはめて文章を組み立てて書いてみよう
- 広報官に添削してもらおう
- 本番で使えるように、書けた作文をある程度覚えておこう
正直、地本によってはもっと詳しい対策方法を教えてもらえると思いますのであくまで初心者向けということでご勘弁いただければと思います。
その他、筆記試験や口述試験(面接)について知りたい方はこちらの記事もご覧ください↓
それではまたよろしくお願いします。
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